ヤンキース田中将大投手(30)が、日本人メジャー初の6年連続2桁勝利を達成した。敵地でのマリナーズ戦に登板し、7回3安打無失点1四球7奪三振と好投。今季10勝目(7敗)を挙げた。

1回は、2者連続三振と一ゴロと、3者凡退で滑り出した。

2回は、3打者をいずれも内野ゴロに打ち取って3者凡退。

3回1死から四球を与えたものの、後続を併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた。

4回は1番からの好打順を3者凡退。

5回、先頭のシーガーに初安打となる二塁打を浴びたが、後続を冷静に打ち取り、無失点に抑えた。

6回は、3者凡退。

7回は、先頭ナルバエスに二塁打を許しながら、後続を仕留めて無失点。6-0とリードした状況でマウンドを譲った。

球数は106球。

防御率は4・47。

試合後の田中は、2桁勝利について「もちろん日本人初ということはうれしく思います。でも、それより(メジャーには)もっともっと長く勝ち続けてる人たちはいる。僕もいい投球を、マウンドに上がり続ける限りはずっと続けて、いい投球を1試合でも多くしていけたらなと思います」とにこやかな表情で話した。