メッツの先発右腕ノア・シンダーガード投手は10日、ウィルソン・ラモス捕手を巡ってフロントらに不満をぶつけたと報道されたことについて、「残念だ」とコメント。自身は会話の漏えいに関与していないと述べた。

シンダーガードはここまでラモスと組んで15試合に登板し、防御率は5・09。一方、当初控えだったトーマス・ニド捕手と組んだ10試合では防御率2・45としている。しかし、7日の試合ではマーカス・ストローマン投手がニドと組み、シンダーガードは翌日の試合でラモスと組んでいた。

こうしたなか「ニューヨーク・ポスト」紙は9日、シンダーガードが不満を感じていると報道。同投手またはその代理人が、ほかの捕手とバッテリーを組ませるようメッツに何度も要請していたと伝えていた。

シンダーガードはこれを受け、「フロントとコーチングスタッフとのプライベートな会話が公にされたことは残念だ」とし、会話のなかで激怒したとの情報は「完全な誤り」だと明言。議論は「大人らしく非常に友好的」なものだったと述べ、ラモスに対する感情は「リスペクト以外ほかにない」としている。

ミッキー・キャラウェイ監督は「われわれは常にチームにとってベストなことをしようとしている」とコメント。シンダーガードがラモスと組んだ際は9勝6敗、ニドと組んだ際は6勝4敗としている点を指摘し、「どの数字を見るかによる」と話している。(AP)