エンゼルスは12日(日本時間13日)、大谷翔平投手(25)が13日(同14日)に左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の手術をロサンゼルス市内の病院で行うことを発表した。

全治は8~12週間の予定。手術後はしばらく療養し、2~3週間後には投球プログラムを再開する見通し。日米メディアによる電話会見に応じたエプラーGMの主な一問一答は以下の通り。

-以前から痛みがあったものだったのか

エプラーGM 先天的なもので、少しずつ症状が出てきていた。シーズン中に、徐々に悪化していった。

-なぜ、今手術をすることを決断した

エプラーGM ブルペンで投球を進めていくうちに、翔平が少しずつ気にし始めてきた。(球速を)83、85、86マイル(約138キロ)と上げて、今後も強度を上げていくつもりでいたが、症状が出てきたということで大事をとるような形で我々は決断した。

-来春のキャンプで投球の準備はできているか

エプラーGM そう期待している。明日の手術後に詳細が分かるが、2~3週間くらいで投球プログラムを再開して、ゆっくりと強度を上げていって、だいたいにはなるが、10週間前後をめどにブルペンに戻れることを考えている。今年中にその目標に到達してリハビリを終了し、その後、春のキャンプに入っていくことになるだろう。

-全治8~12週間とのことだが、バットを振れるようになるにはどれくらいかかるか

エプラーGM その後まもなくバットを振れるようになると思うが、おそらく、トミー・ジョン手術のリハビリを終えることを重点的にやっていく。12、1月あたりで打撃ができるようになるとは思う。

-今年中に投球プログラムを終えるということだが、少し遅れることで、20年シーズンへの準備は間に合うのか

エプラーGM 12月の始め頃に、投球プログラムを終えることを望んでいる。その時点で適切な見通しを与えて、20年シーズンへ向けてどう準備していくか考えていく。

-シーズンが終わってから手術ではなく、この時点で手術をすることになったのはなぜか

エプラーGM トミー・ジョン手術のリハビリを終えた後に行うことも考えたが、医師との相談後、翔平もチームスタッフも、今やった方がいいと判断した。我々としては投球プログラムで、強度を上げていきたかったが、それによって、何か予測できない症状が出てしまう可能性があった。

-打撃やランニングに関して、試合に出ていたときの影響はどれくらいあったのか

エプラーGM 数字を見ればスプリントスピードは去年も今年も安定していたし、打球速度に関しても、去年と同等くらいのものが出ていた。制限しなければいけなかったことは、ウエートトレーニング。翔平はスクワットをしたかったが、重い負荷をかけてさせることができなかった。オフェンスの部分で制限しなければいけなかったのは、その部分だけ。

-いつ、手術をやろうと決めたか

エプラーGM 彼は昨日の朝、今週に手術をするということを決めた。我々としては火曜日(2日前)の朝、手術を勧めた。