アストロズの先発ジャスティン・バーランダー投手は、ワールドシリーズ(WS)キャリア初勝利を目指してこの試合に臨んだが、5回を5安打3失点、3四球、3三振の内容でまたも敗戦投手となった。

これまでにWS優勝を経験し、MVP、サイ・ヤング賞も受賞したことがあるバーランダーは、レギュラーシーズンでは今季メジャー最多の21勝を挙げている。しかし、WSでは第2戦に続く2敗目を喫し、WS通算7試合の先発でいまだ白星を手にした経験はなく、6敗目。防御率は5・68を記録し、チームのここ3シーズンで2回目の世界一はお預けとなった。

バーランダーは試合後、「もう記録のことを話すことはないと思っていたよ」と笑いながら述べ、「いいゲームもあれば、あまり良くないゲームもある。私はマウンドに立ち、ベストを尽くすだけ。ただ、勝利を挙げることはできなかったんだ」と続けた。

決して、悪いピッチングではなかったバーランダー。A・J・ヒンチ監督は、「最後はもう力が残っていなかったと思う。マウンドで全てを出し切ったんだろう」と話した。(AP)