14日に今季のMVPが発表され、ナ・リーグではドジャースで前田健太とチームメートのコディ・ベリンジャー外野手が初選出され、ア・リーグではエンゼルスで大谷翔平と同僚のマイク・トラウト中堅手が3年ぶり3度目の選出となった。

ナ・リーグ

■コディ・ベリンジャー(外野手/ドジャース)

2年前の新人王が大きく成長。全て自己ベストの打率3割5厘、47本塁打、115打点を挙げて2度目のオールスター選出を果たし、外野守備でもキャリア初のゴールドグラブ賞を獲得した。塁打数はナ・リーグ最多の351。MVP受賞の知らせを聞いた時には目頭を熱くしていた。

ア・リーグ

■マイク・トラウト(中堅手/エンゼルス)

シーズンMVP2回選出の実績を持つスーパースター。今季は打率こそ2割9分1厘と4年ぶりに3割を切ったが、134試合の出場にとどまったにもかかわらず自己ベストの45ホーマーを放ち、104打点、110得点を挙げた。3度目のMVP受賞はア・リーグでは史上6人目、メジャー全体では11人目。

その他、受賞こそ逃したものの、最終候補に残った選手をご紹介。

ナ・リーグ

■アンソニー・レンドン(三塁手/ナショナルズ)

移籍したブライス・ハーパー外野手に代わってナショナルズの主砲となり、打率3割1分9厘、34本塁打をマークし、126打点で初タイトルを獲得。球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献した。

■クリスチャン・イエリチ(右翼手/ブルワーズ)

昨季のシーズンMVPは今季も好調。9月に自打球でひざを骨折したこともあって130試合の出場にとどまったが、打率3割2分9厘で2年連続の首位打者に輝き、キャリアハイの44本塁打と30盗塁で「30-30」を達成した。

ア・リーグ

■アレックス・ブレグマン(三塁手/アストロズ)

メジャー4年目の今季はいずれもキャリアハイとなる打率2割9分6厘、41本塁打、112打点をマークしてチームのリーグ制覇に大きく貢献。119四球はリーグ最多と選球眼の良さも示した。

■マーカス・セミエン(遊撃手/アスレチックス)

激務の遊撃手ながら162試合すべてに出場。守備率9割8分1厘はア・リーグの遊撃手としてトップと堅守を披露した。打撃でも打率2割8分5厘、33本塁打、92打点と大躍進。