DeNAからポスティングシステムでレイズに移籍した筒香嘉智外野手(28)が17日(日本時間18日未明)、本拠地トロピカーナフィールド内で入団会見を行った。会見場に紺のネクタイのスーツ姿で登場。登壇後すぐに用意された水を口にし、やや緊張の面持ちだったが、背番号「25」の新たなユニホームに袖を通すと、同席したキャッシュ監督、ニアンダーGMとともに、笑顔で写真撮影に応じた。

まずは、英語であいさつし、「ヨシと呼んでください」と自己紹介。日本語で「多くの球団の方に評価していただき、本当に感謝しています。キャッシュ監督、GMに一番最初に声をかけていただき、『勝つために君の力が必要だ』とおっしゃっていただいた。レイズの戦力となって勝利に貢献できるように、100%の力を出して、ベストを尽くしたい」と力強く決意表明した。

複数球団の中からレイズを選んだ理由を「キャッシュ監督の熱意と言いますか、僕を必要としてくれるというのを一番感じました」と説明。さらに「レイズに来ないと、キャッシュ監督が夢に出てきそうだったので、レイズに決めました」とジョークで笑わせた。同席したキャッシュ監督は、「彼は特別な選手」と評したうえで、「打てることは分かっている。中軸を打ってほしい」と、貴重な得点源として期待を込めた。期待する本塁打数については「60本だ」と、こちらもジョークで切り返すなど、終始和やかな雰囲気だった。

筒香の契約内容は、2年総額1200万ドル(約13億2000万円)。レ軍の春季キャンプは、フロリダ州ポートシャーロットの施設で、野手組は2月16日の集合日からスタートする。