DOSUKOI右腕が“米国仕様”に変貌する。巨人からポスティング制度を利用して大リーグのブルージェイズ入りが決まった山口俊投手(32)が6日、沖縄・那覇市内で自主トレを公開。夢だったメジャー舞台に向け球速を「常時150キロ」まで上げ「大きく鋭く曲がる」変化球を習得する。2年総額635万ドル(約6億9890万円)プラス出来高の契約後、初めて公の場に現れ、フォーム改造計画を示した。(金額は推定)

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ブルーの空が広がる沖縄で山口が高揚感を醸し出した。移籍決定後の初めて語る心境は「新たな気持ちでワクワク感というか、そういう気持ちが強い」と目を輝かせた。古巣巨人の後輩らと2時間強のメニューを消化。キャッチボールでは感覚を確認するように丁寧に腕を振り下ろした。ローリングス社のメジャー球を使い「滑るなという感触。試行錯誤している段階で、対策をしていかないといけない」と準備を進める。

現状維持ではハイレベルな打者が連なる大リーグで通用しないと戒めた。「常時150キロは投げたい。平均3、4キロは上げていきたい。正直、今のままでは通用しないという感覚はある」と分析。ここ数年はスリークオーター気味だった投球フォームもオーバースローに見直す。「それによって絶対に球速も上がるし、可動域も変わってくる。フォーム1つにしても、新しい自分で行かないとと思っている」と力説した。

新球習得も必須課題に挙げた。投球のベースは「僕はやっぱりストレートだと思っている。そこの生命線がないと落ちるボールも効かない」と前置きした上で「動く系のボールが大事になる。パワーカーブだったり、鋭く落ちるボールが投げられれば」。メジャー中継や動画を見て必要性を感じた。「手元で大きく鋭く曲がるボール。そこを何かつくらないとと思っている」とも付け加えた。

先発、救援ともに経験してきたが、新天地では先発ローテーション入りを目指すと明言した。現地メディアは先発の4、5番手候補と予想しているが「あくまでも実力でローテを勝ち取りたいと思っている。年齢は年齢でもルーキーで行くわけなので。よーいどん、からアピールする立場だと思っている」。1月中旬以降は鳥取に場所を移して2次自主トレを行う予定。米国仕様のDOSUKOI右腕に仕上げていく。【為田聡史】