全米野球記者協会(BBWAA)の投票による米国野球殿堂入りメンバーが21日(日本時間22日)発表され、元ヤンキースの主将で名遊撃手のデレク・ジーター氏(45)が、有資格1年目で殿堂入りした。またロッキーズなどで通算2160安打、383本塁打、打率3割1分3厘の成績を残したラリー・ウォーカー氏(53)は、殿堂入り資格最終年となる10年目で選出された(得票率76・6%)。

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ジーター氏と一緒に殿堂入りするのが、今回が最後の投票だったウォーカー氏。ロッキーズなどで通算3割1分3厘、383本、1311打点、230盗塁の成績を残した。

ジーター氏とは対照的に規定をわずか6票上回る304票を獲得。91年ジェンキンス氏以来カナダ人2人目の栄誉に涙をにじませ「殿堂入りできると思っていなかった。知らせを聞いた時には息が止まりそうになったよ」と笑顔を見せた。テレビのインタビューで子供向けアニメ「スポンジボブ」のシャツを着て登場。SNSなどで「晴れの舞台でスポンジボブのシャツ。彼はレジェンドだ」などといった書き込みがあふれた。