デビューから18年まで7年間アストロズでプレーした元エース左腕のダラス・カイケル(32=現ホワイトソックス)が24日、ハイテク機器を駆使したサイン盗みについて謝罪した。

世界一に輝いた17年のサイン盗みが発覚したことでア軍が厳罰を受けたが、当時所属していた選手で謝罪したのはカイケルが初。「まず第一にチームにいた全員が謝罪するべき。個人的に申し訳ないと思う」と話した。

ただ、「毎試合、盗んでいたわけではない。盗んでいても打てない試合もあった」と述懐。サイン盗みを暴露した当時ア軍のファイアーズ投手(現アスレチックス)に対しては「多くの選手が彼に対して快く思っていない。選手というのは、野球では特に結束が固いもの。クラブハウスの(内部で起きたことを口外しないという)おきてを破ったことに関しては残念だ」と批判した。