エンゼルスのジョー・マドン監督(65)が、電子機器を使用したサイン盗みの問題について言及した。

28日(日本時間29日)、カリフォルニア州オレンジ郡の住宅施設でイベントを開催。その後メディア対応を行い、米球界を揺るがしているサイン盗み問題に触れた。「MLBの調査で文書化された決定に従う。もし、フィールド上でのプレーが同等でなく、科学的なものが何かあるなら、それは非常に不利になる」との見解を示した。

不正が発覚したアストロズに関して、17年のワールドシリーズ制覇のタイトルを剥奪するべきかどうか、依然として議論は絶えない。同監督は「分からない。それは難しいこと。競技者の立場で言えば、もし自分のチームが(ワールドシリーズで)負けた側だったとしたら、私はチャンピオンシップが欲しいとは思わないだろう」と話した。

アストロズは同じア・リーグ西地区のライバルでもある。エンゼルスの新監督として迎えるキャンプインまでは約2週間。投打の二刀流として期待される大谷翔平投手(25)の起用法について、投手としての復帰は5月にずれ込む可能性をエプラーGMが示唆しているが、同監督は「それはこれから明確にしていく。コーチ、フロント、自分との間で話し合って、見解を一致させたい」と話すにとどめた。