今季、二刀流で復活を目指すエンゼルス大谷翔平投手(25)が、キャンプの行われる米アリゾナ州テンピで自主トレを行った。バッテリー組合流の前日10日(日本時間11日)、全体練習で使用するメイン球場で調整。ユニホームのズボン、チームカラーの赤いシャツに帽子をかぶり、ウオーミングアップを始めた。

屈伸運動やサイドステップに加え、短距離ダッシュも繰り返し、下半身を精力的に動かした。その後はキャッチボールを行い、テンポよく投球。最大50~60メートルほどまで距離を伸ばし、約20メートルの距離では力強いボールを投げ込んだ。

グラウンドでの練習後はバットを持って室内練習場へ移動。投打で約1時間半、キャンプインへ向け準備を進めた。

大谷は昨年、シーズン中の9月中旬に左膝の二分膝蓋(しつがい)骨を除去する手術を行い、シーズン終盤からリハビリに専念。一昨年に行った右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)からのリハビリと並行し、昨年12月中旬頃に投球プログラムの全課程を終えた。

エンゼルスはバッテリー組が11日(日本時間12日)に合流。翌12日(同13日)からキャンプインとなる。