エンゼルス大谷翔平投手(25)が12日(日本時間13日)、メジャー3年目のキャンプ初日を無事に終えた。アリゾナ州テンピで行われたバッテリー組の全体練習に参加。ウエートトレーニングを含め約3時間、汗を流し「初日しっかりまず、全体練習に入れたというのは、1つ良いことじゃないかなと思う。これを継続しながら、しっかり練習のレベルも上げていければいいかなと思います」とすがすがしい表情で話した。

一昨年の10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術を行い、昨年は打者に専念。シーズン中の9月には左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の手術を行った。今季は二刀流で復活が期待される中、「シーズン中もある程度、制約がある中でやる感じにはなると思う。今年1年もまだリハビリだと思って、その中でも結果を残したい。どっちもやらないといけないので、大変だと思いますけど、しっかりやることやっていきたい」と今後を冷静に見つめた。

この日は午前9時半過ぎにグラウンドイン。バッテリー組とウオームアップ後は投手陣と分かれ、室内で置きティー打撃、トス打撃、マシン打撃など50スイング、打撃練習を行った。

キャッチボールでは50球、最長40メートルの距離まで伸ばし、短い距離では強めのボールを投げ込んだ。状態について「ある程度、距離も強さも球数も決まっているので。与えられた範囲の中で復帰の時期まで、しっかり段取りよくいければいいかなと思います」と話した。今後の見通しでは、開幕は打者で出場し、投手としての復帰は5月中旬と予定されている。