ドジャースからツインズへ移籍した前田健太投手(31)がバッテリーキャンプ2日目となる13日(日本時間14日未明)、フロリダ州フォートマイヤーズの施設で練習に合流した。トレード合意の報道後、一時は進展しない状況が続いた末、キャンプイン直前に決着。ド軍のキャンプ地アリゾナから同地への荷物輸送などに手間取ったこともあり、集合日の初日には間に合わなかった。

それでも、前田自身はスッキリとした表情だった。正式決定までは「どちらのチームでプレーするか分からなかったので、そこが難しかった」と振り返った。その一方で「監督、GMもうれしい言葉をかけてくれた。すごく光栄」と、先発として高く評価されたことに前向きな姿勢をみせた。

新天地とはいえ、自身はメジャー5年目。ワールドシリーズ(WS)2回を含め、過去4年連続でポストシーズンを経験するなど、若いツ軍投手陣の中ではベテランとしても期待される。WSでド軍と対決する可能性について「そのチャンスはすごくあると思うし、そうなればベストのシナリオ」と意欲十分。地区2連覇、さらに頂点を目指すツ軍のキーマンが前田であることは間違いない。(フォートマイヤーズ=四竈衛)