右肘のトミー・ジョン手術から二刀流復活を目指すエンゼルス大谷翔平投手(26)が、26日午後1時10分(日本時間27日午前5時10分)開始のアスレチックス戦登板を前に、心境を語った。

メジャー復帰マウンド前日の25日はキャッチボールなどで調整。18年9月2日以来、693日ぶりの登板へ準備を整えた。大谷の一問一答は以下の通り。

-明日、復帰戦

大谷 まず雰囲気、しっかり実戦の感覚だったりが、大事かなと思うので、一番はそこかなと思います。

-キャンプの紅白戦との違いは

大谷 気持ちも違うと思いますし、それがパフォーマンスというか、強度にもつながってくると思う。そこは全然、味方に投げるのと相手に投げるのも、違うかなと思います。

-制球力の問題はクリアできたか

大谷 制球力ある日とない日もありますし、それは改善されたからといって、シーズン中まったく四球を出さないかと言ったらそういう訳でもないので。四球はつきものですし、結果的に勝てればいいという気持ちで投げたいと思います。

-アスレチックスの本拠地オークランドはメジャーデビュー戦のマウンドでもあった。2回目のデビューみたいな感覚か

大谷 そういう感覚はないですけど、やっぱり投げてみないと感覚は戻ってこないかなと思うので、そういう意味では投げたことがある球場というのは、復帰戦としてはやりやすいのかなと思います。

-登板前日。心技体のバランスは

大谷 今の状態と登板前の状態では全然違うので、そこは最終調整というか、当日の最後まで、気持ちをもっていく、そういう作業はあるかなと思います。

-ここ数日間で、一番違和感を感じたのは

大谷 全部違いますけど、みんなが集まる場面が極端に少ないので、クラブハウスもそうですし、ホームでは1人の部屋なので、そこら辺は準備も全然違うかなと思います。

-前日の開幕戦、初打席で今季初安打を放って気持ち的にはどうか

大谷 ヒットが出てくれたのは、気持ち的にはいいことかなとは思いますね。ただ、チャンスで1本出ていれば勝てていたのかなと思うので、そこもまた反省かなと思います。

-改めて、二刀流でプレーする意味をどう捉えている

大谷 特に何も考えずに、投げるときは投げることに、打つときは打つことに集中するので、特にそういうのは考えずに投げたいなと思います。