今季のサイ・ヤング賞が11日(日本時間12日)発表され、有力候補とされていたカブスのダルビッシュ有投手(34)は、受賞を逃した。全米野球記者協会(BBWAA)の投票で1位票3、計123ポイントで2位だった。受賞は最優秀防御率のタイトルに輝いたレッズ右腕トレバー・バウアー(29)で、1位票27、201ポイントを獲得した。

またア・リーグでは、最終候補3人に入っていたツインズ前田健太投手(32)は2位票18、92ポイントの2位で受賞はならなかった。

◆過去の日本選手の得票

サイ・ヤング賞の票を獲得した日本投手はこれまで7人。その中でも複数シーズンで票を得たのは野茂とダルビッシュのみ。

最高位は最多奪三振を記録した13年のダルビッシュの2位だが、両リーグ最多21勝を挙げた1位のシャーザーとは110点差も付けられた。この年は岩隈が3位、上原が7位と日本選手3人がランクインした。