ドジャースの元監督で殿堂入りしたトミー・ラソーダさんが、7日(日本時間8日)に心臓発作のため93歳で死去した。球団が8日(同9日)、発表した。心臓の病気で昨年11月からロサンゼルス近郊の病院に入院し、年明けに退院したばかりだった。野茂英雄氏(52)がメジャーデビューした当時に監督として後ろ盾となり、球団だけでなく球界に大きな影響を与えたレジェンドだった。

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元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏は、ラソーダさんと50年来の親交を持つ。68年のプロ入り時に、マイナーチームを指揮していたのがラソーダさんで「まるで父親のようだった」と、MLBネットワークの番組で話した。01年のオールスター戦でナ・リーグの監督を務めた際は、特例でラソーダさんをベンチ入りさせ、同じユニホームを着たことを「人生で最高の瞬間の1つ」と思い起こした。