2018年から2年連続でナ・リーグ首位打者に輝いたブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手(29)が、昨季の打率2割5厘という極度の不振からの仕切り直しを「楽しみにしている」と述べた。

昨季は58試合に出場し、12本塁打、46四球、22打点で出塁率こそ3割5分6厘だったが、OPS(長打率+出塁率)は0・786と、18年の1・00、19年の1・10を大きく下回った。

そのイエリチは26日、キャンプ地のフェニックスで取材に応じ、「良くも悪くも、前年の成績は意味を持たない。前年にどんな活躍をしていたとしても、翌年のキャンプはゼロから始まる」と語った。

オフシーズンにはテネシー州でアンディ・ハインズ打撃コーチから手ほどきを受け、同コーチから、「イエリチについてはあまり心配していない」との言葉ももらった。

20年シーズンを前に9年総額2億1500万ドル(約226億円)という大型契約を結んだイエリチ。ブルワーズが4年連続でプレーオフ進出を果たすためには、同選手の復調が重要なカギとなってくる。(AP)