昨季ツインズで活躍した前田健太投手について、ロッコ・バルデリ監督が27日、「決して現状に満足しない男」だと称賛の言葉を口にした。現在球団が春季キャンプを行っているフロリダ州フォートマイヤーズの地元メディア「fortmyersbeachtalk.com」が伝えている。

前田はツインズ移籍1年目の昨季、6勝1敗、防御率2・70という結果を残し、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の記者投票では2位に入った。バルデリ監督はそんな前田について「昨季は球界最高峰の投手だった」とコメント。スプリットの握りから抜いて投げるチェンジアップなどで打者を仕留めた様子を「圧倒的だった」と表現した。

今季の前田は、精度の高いスライダー、チェンジアップに加え、さらなる勝負球の確立に挑戦中。バルデリ監督は「彼は決して現状に満足しない男。常に何かを学ぼうとしている」と、その姿勢に賛辞を贈った。