エンゼルス大谷翔平投手(26)が、二刀流での完全復活へ大きな1歩を踏み出した。

今オープン戦で初先発し、1回2/3、打者10人に41球(ストライク24、ボール17)を投げて3安打1失点2四球5奪三振の内容だった。

1回、先頭のキャンハを速球で見逃し三振に仕留め、好スタートを切った。

続く2番アンドルスには、三塁線を破る二塁打を浴びたものの、3番オルソンをカウント2-2から外角低めの速球で空振り三振。4番チャプマンに四球を与えた後、5番モアランドをカウント2-2からスプリットで空振り三振に仕留め、ピンチを脱した。

2回は、先頭の6番ラウレアーノに左中間二塁打。7番ピンダーは空振り三振に打ち取ったものの、8番ケンプに右中間へ適時二塁打を浴び、1点を失った。

9番ガルシアに四球を与えたものの、1番キャンハを空振り三振に打ち取ったところで交代した。

最速は100マイル(約161キロ)を計測。変化球の制球に課題を残したものの、5つのアウトすべてを三振で奪う力強い投球を披露。2試合の登板に終わった昨季から、着実に復調し、パワーアップした姿を見せた。