エンゼルス大谷翔平投手(26)が、メジャー通算50号を含む5打数2安打4打点でチームの2連勝に貢献した。2回の第2打席で右翼フェンス直撃の3点適時二塁打。5回の先頭打者では初球を捉えて、中堅スタンドへの今季3号ソロを放った。試合後の大谷の主な一問一答は以下の通り。

-二塁打の場面。バランスを崩されていたが、去年の状態でも打てたと思うか

大谷 当てるのはもちろんできると思いますけど、飛距離を出すにはやっぱり下(下半身)でしっかり捉えないと難しいので、そこは去年と違うかなと思います。

-その違いは、どういうところが挙げられるか

大谷 やっぱり膝じゃないですかね。実際に去年やってみて分かりましたけど、かなり重要なところだなというのは感じてますし、しっかりそこを気をつければ逆に、いい状態を保てるんじゃないかなと思います。

-メジャーで50号に到達した

大谷 素直にうれしいかなとは思いますけど、今年もまだ始まったばかりなので、通算というよりは、今年しっかりともっともっと打てるように頑張りたいなと思ってます。

-ホームランを期待されている中で、これだけ積み上げられたことに関して

大谷 去年やっぱり良くなかったですし、波があるよりかは、年間通してしっかり計算できるというのが大事かなと思う。長打を求められていますし、塁に出たら、走ったり、進塁したり、というのはもちろんあると思いますけど、一番は長打で点を稼ぐというところだと思うので。そこは継続して、大振りになるわけではないですけど、やっていけたらいいかなと思います。

-打撃の信条は

ストライクを振ってボール球を見逃す。どのカウントかかわらず、一番基本的なところで難しいところなので。レベルが高くなればなるほど、ストライク来た球でもファウルになる確率も高くなりますし、なおさらボール球を振ってしまったらそれだけ率が低くなるかなと思うので、一番はやっぱり自分が打てるストライクを振っていく。それができれば、必然的にハードコンタクトの率も高くなってくると思います。

-規定打席の到達が期待される

大谷 それよりかは、しっかりとコンスタントに1年間、出続けた方が、もちろんいい。チームのスタメンで使う、使わないの方針もあると思いますけど、できる限り出たいし、打ちたいし、投げたいし、っていうのは常に思っているので、監督に使いたいと思われるように、結果を出していけたらいいんかなと思います。

-バットの材質。アオダモからバーチに変えた。バットの変化の効果は

大谷 去年の方がトップに重さがあるようなイメージのバットなので。今年はどちらかといえば均等に、飛距離はその分、出にくいかなというのはあるんですけど、その分、フィジカルも強くなっていますし、どんなバットでも芯に、芯付近に当たれば、ホームランにできるのではないかなという自信があるので、その分、率寄りの(高打率を残せる)バットになっていると思います。