有原航平投手(28)がメジャー初勝利を挙げた。移籍3度目の登板は、6回途中3安打無失点。救援陣もリードを守った。

日本人現役メジャーリーガーの初勝利は以下の通り。

★ダルビッシュ有(レンジャーズ=現パドレス) 12年4月9日(日本時間10日)、マリナーズ戦でメジャーデビュー。初回から4失点する大乱調。イチローに3安打を浴びるなど5回2/3を8安打5四死球、5失点と精彩を欠いたが、強力打線が大逆転して初登板初勝利。「こんな投球をしてあれだけたたえてくれているというのは、逆に申し訳ないなと思った」

★前田健太(ドジャース=現ツインズ) 16年4月6日(同7日)、デビューとなるパドレス戦。6回5安打無失点。さらにバットでも4回に左翼へ第1号本塁打の活躍。「僕にとって最高の1日。忘れられない1日になると思います」

★菊池雄星(マリナーズ) 19年4月20日(同21日)、エンゼルス戦。序盤から毎回走者を背負う苦しい投球も、粘って5回10安打4失点。先発6試合目での初勝利だった。「みんなに支えられて、勝つことができました」

★大谷翔平(エンゼルス) 18年4月1日(同2日)、初登板のアスレチックス戦。6回3安打3失点。2回に3点を失ったが、以降は無失点を続けた。3日前のシーズン開幕戦には打者出場で初安打。開幕戦に打者でスタメン出場した選手が10日以内に先発マウンドに上がるのは、1919年のベーブ・ルース以来(当時レッドソックス)だった。「ここまできたんだなというよりは、始まったなっていう感じの方が強い」

★山口俊(ブルージェイズ=現ジャイアンツ傘下) 20年8月26日(同27日)、レッドソックス戦に2番手で登板。2点リードの3回からマウンドに上がり、4イニングを2安打1失点。「日本で結果が出た配球、低めを中心に投げていくことを(捕手と)話し合って、何とか最低限の結果が出たのかな」