エンゼルス大谷翔平投手(26)が4回、80球を投げ1安打無失点で降板した。5回を投げきることはできず18年5月20日のレイズ戦以来、1066日ぶりの白星はならなかった。

今季2度目の先発マウンド。右手中指のマメの影響で4日の今季初登板から中15日空けての登板となった。前回はDHを解除して「2番投手」に入るリアル二刀流で出場。1回裏の第1打席で本塁打を放つなどファンを騒然とさせたが、走者と接触して転倒するアクシデントもあり4回2/3、2安打3失点で降板。白星はつかめなかった。

今回は打席には立たず投手に専念しての出場。1回は1死後、3連続四球で満塁のピンチ。それでも後続をスプリットで連続三振に仕留めた。2回に初安打を許したが無失点。3、4回も四死球の走者を出したが無失点に抑え80球でマウンドを降りた。160キロ以上の速球は投げなかったがスプリットが冴え、7三振のうち6個を奪った。一方で毎回の7四死球と制球が乱れ、首をかしげるシーンも見られた。

大谷は2013年に日本ハムでプロデビュー。二刀流選手として活躍し18年からメジャーリーグでプレー。打者で日米通算99本塁打、投手で46勝(NPBで42勝)を挙げている。