エンゼルス大谷翔平投手(26)がマリナーズ戦に「2番DH」で出場し、3打数無安打ながらメジャー自身初の1試合2盗塁を決めた。初回に死球を受けて出塁後、3番トラウトの打席で二盗。そして2死二塁から4番レンドンの打席で三盗を決めた。

MLB公式サイトによると、大谷のスプリントスピード平均は秒速29フィート(約8・84メートル)。今季10回以上の全力走塁を試みた野手332人のうち、メジャー全体でも17位の速さだった。秒速27フィート(約8・23メートル)が平均といわれ、大谷は指名打者(DH)部門でダントツだった。

レイズ筒香は同26・3フィート(約8・02メートル)で224位。1位はターナー(ナショナルズ)の同30・8フィート(約9・39メートル)、最下位は大谷の同僚、エ軍のプホルス一塁手の21・6フィート(約6・58メートル)となっている。

マドン監督は大谷の能力の中で、走塁が「最も話題にならない部分」と過小評価されているとし、「投手やタイム、キャッチャーなど気にしなければいけない要素は多くあるが(盗塁に関する)制限はない。(扱いは)他の走塁が上手な選手と何ら変わりない」と話した。