MLB公式サイトは2日、野球サイト「FanGraphs」のオッズをもとに、プレーオフ出場に向けた各チームの状況が開幕から約1カ月でどのように変化したかを考察。期待値が急落したツインズについて前田健太投手の不振が最大の理由と述べた(数字はいずれも4月30日時点)。

ツインズは開幕時で63・3%と見込まれていたプレーオフ出場の可能性が31・4%と、全球団で最も激しく下落。4月30日の時点で9勝15敗と負け越しており、ポストシーズンに向けて後れを取っている。

同サイトは「ツインズはここまで好材料がなかったわけではない」とし、バイロン・バクストン外野手とネルソン・クルーズ指名打者は打撃で奮闘し、ホセ・バリオス投手、マイケル・ピネダ投手、J・A・ハップ投手はいずれも堅実さを見せていると評価。

一方で「ツインズにとって、最大の不安材料は防御率6・56の前田健太である」と、前田の不振を指摘。ツインズのブルペンもメジャーワースト5の防御率4・59としており、1点差勝負の試合で2勝6敗、延長戦までもつれ込んだ試合では5敗となっている状況が急落の理由と示唆した。