開幕を負傷者リスト(IL)で迎えたレッズ秋山翔吾外野手(33)が、「9番左翼」で今季初出場した。第1打席は3回無死一塁、1ボールからの86マイル(約138キロ)チェンジアップを打って一ゴロ。一塁手が併殺を狙って二塁転送も遊撃手が落球し、秋山も一塁走者で残った(記録は遊撃失策)。

第2打席は5回2死、カウント1-2から3球連続ファウルで粘るなど8球を投げさせたが、95マイル(約153キロ)直球に三ゴロに倒れた。

第3打席は8回2死、カウント1-1から82マイル(約132キロ)チェンジアップを打って遊ゴロ。

レッズの先発左腕ウェイド・マイリー(34)が8回を終えて106球、無安打無失点投球を続けている。

秋山は3月13日のオープン戦で左太もも裏を負傷してIL入り。回復後はマイナーの3A戦などで調整し、開幕から30試合目となったこの日、出場登録された。

試合前にオンライン取材に応じ「準備はできている。体の状態は全く問題ない」とチーム合流を喜んだ。ベル監督は「彼の打撃は経験豊かで、メジャーでも成功している。守備でもチームの力になってくれる」と期待した。

秋山はメジャー1年目の昨季、54試合に出場し打率2割4分5厘(155打数38安打)、0本塁打、9打点、7盗塁。9月は打率3割1分7厘、出塁率4割5分6厘とチームのラストスパートに貢献し、7年ぶりプレーオフ進出の原動力になった。