「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平投手(26)が、第4打席で2打席連続となる適時二塁打を放った。

7点リードの6回2死二塁、2番手の右腕ケリーの外角チェンジアップを捉え、ライナーで右越えに運んだ。ボール球に食らいつき、片手1本になりながらもフェンス直撃。本塁打まであと約1メートルの地点まで飛ばすパワーを見せた。

4点リードの5回1死一塁での第3打席では、左腕ウリアスの外角高め、94・5マイル(約152キロ)の直球を捉え、打球速度104・7マイル(約168・5キロ)のライナーで左越えに運んだ。貴重な追加点を挙げ、二塁ベース上で両手で味方ベンチに指さし、喜びを表現。チームの勢いを加速させた。

第1打席は1回1死から空振り三振。2球で追い込まれ、3球目、ボール球の高め直球に手を出しバットが空を切った。第2打席は2回2死一塁、外角のカーブにタイミングを外され、中飛で凡退した。

この日は「フリーウエー(高速道路)シリーズ」として、アナハイムとロサンゼルスでともに近距離の都市を本拠地とするチーム同士の交流戦。大谷の各打席で、エンゼルスファンの大歓声にドジャースファンのため息が入り交じった。