エンゼルス大谷翔平投手(26)の逆方向片手グリーンモンスター越え本塁打に、驚愕(きょうがく)する声が続出した。

レッドソックスの試合中継を行うNESNの解説者とアナウンサーは「片手で、軽く振っただけで逆方向に、塀を越した。とんでもないパワー」とぼうぜんとした口ぶりで実況。ツイッターでは、MLB公式アカウントが本塁打の動画とともに「ショウヘイは人間じゃない」とコメントを投稿した。野球ポッドキャスト「ベースボールバーベキュー」の公式アカウントは「これまで見た中で最もクレイジーなモンスター越え。オオタニはケタ外れだ」と投稿し、ファンからは「ただただあり得ない」「グリーンモンスターが無力に見える」のコメントが寄せられた。

MLB公式データの「スタットキャスト」によると、ビジターチームの選手が逆方向にグリーンモンスター越えを放ったのは、今季は大谷が初。昨季は1人のみ、19年は4人、18年は3人だったという。

▼大谷がレッドソックスの本拠地フェンウェイパークで本塁打。同球場で日本人選手の本塁打は、昨年8月12日の筒香(レイズ)以来5人目(14本目)。「グリーンモンスター」越えの1発を打ったのは、05年8月12日の井口(ホワイトソックス)08年5月3日、6月3日の岩村(レイズ)以来13年ぶりで、左打者では岩村に次いで2人目だ。ちなみに、松井秀喜は同球場で日本人最多の9本塁打を打っているが、右越え7本、中越え2本で「グリーンモンスター」越えの1発はなかった。