レッズ秋山翔吾外野手(33)が「6番左翼」でフル出場し、4打数3安打2打点と今季初打点をマークした。メジャー2年目、通算63試合目(スタメン50試合)で、ともに初の3安打、2打点の活躍だった。試合後は「安打がまとまって出たし、あの展開から勝てたのですごく良かったと思います」とにこやかに振り返った。

2回1死三塁の第1打席で、遊撃内野安打を放ち、先制点を挙げた。第2打席には左前打。8回2死一、二塁では中前へライナーではじき返し、2打点目を挙げた。レ軍は最大5点差のビハインドを終盤にはね返し、逆転勝ち。勝率5割に復帰した。

左太もも裏痛から戦列復帰して以来のロード10連戦が、ようやく終了。1年目の昨季はすべて無観客試合だったこともあり、秋山にとっては17日(同18日)が地元ファンの前での“デビュー戦”となる。「プレーヤーとして認識されているか…」と笑いつつも、「いいプレーをして、心地いい歓声に聞こえるようにしたい」と抱負を口にした。

徐々に調子が上がって来たとはいえ、レッズの外野手争いはハイレベル。3安打を放った一方、5回の送球ミスが失点につながる反省点も残した。「あの1点で追いつけずに負けたら僕のせい。今日は貢献したというより救ってもらって感謝しています」。最後は、にこやかな表情を引き締めることも忘れなかった。