エンゼルス大谷翔平投手(26)が、マリナーズ菊池雄星投手(29)との今季初対決で16号ソロ本塁打を放った。岩手・花巻東高の先輩と後輩の対決は19年以来、2年ぶり。6月8日のメジャー初対決で初本塁打を放って以来、菊池から2本目の本塁打となった。

1回1死の第1打席、菊池の初球、内角から入ってくるカットボールを捉えた。打球速度112・5マイル(約181キロ)、角度21度の弾丸ライナーの先制弾を中越えに運んだ。飛距離は436フィート(約133メートル)だった。5月29日のアスレチックス戦以来、15打席ぶりの安打。本塁打は5月25日のレンジャーズ戦以来、29打席ぶりとなった。本塁打数でメジャートップを走るブルージェイズのゲレロとは2本差とした。

前日のマリナーズ戦では「2番投手」として出場。打者では2打数無安打も、投手では6回4安打2失点で4月26日以来となる2勝目を挙げた。投打で出場するリアル二刀流での登板翌日は、今季ここまで11打数無安打だったが、先輩からの1発で初安打。試合前の時点で対戦成績7打数3安打、打率4割2分9厘の相性の良さを結果で示した。

大谷は今季、開幕から投打で活躍。4日の試合終了時点で2勝1敗、防御率2・76、投球イニング42回1/3で60奪三振をマーク。打者では打率2割5分5厘、15本塁打、40打点、7盗塁の成績を残している。