大谷対策でショック療法? ここ35試合で30敗を喫するなど、20勝43敗のメジャー勝率ワーストに沈むダイヤモンドバックスは10日(日本時間11日)、中日、阪神でプレーしたダネル・コールズ打撃コーチ(59)とエリック・ヒンスキー打撃コーチ補佐(43)を電撃解任した。後任は3Aから、ロッテ、楽天で計5シーズンプレーしたリック・ショート打撃コーチ(48)ら2人が昇格する。

解任された両コーチはともに18年オフに就任したが、就任後のチーム打率は19、20年シーズンともに平均以下。今季のチーム打率もリーグ13位の2割3分1厘と不振だった。

球団公式サイトによると、この解任はトレイ・ロブロ監督(55)の判断によるものだという。ヤクルトでもプレーした同監督は就任5年目だが、今季が契約最終年。「故障した選手が戻ってきたことで状況が上向くと思っていたが、そうはならなかった。それが今日の決断に至った理由」と解任理由を説明。マルテ外野手やウォーカー内野手、ケリー捕手が復帰しても負けが続いたことが要因だと明かした。

ダイヤモンドバックスは3日からのブルワーズ4連戦と8日からのアスレチックス2連戦で全敗し、現在7連敗中。敵地では19連敗中と、メジャー記録の敵地22連敗を更新する可能性もある。11日からは本拠地に戻ってエンゼルスとの交流戦3連戦。初戦は先発マウンドに上がり、打席にも立つ大谷翔平投手(26)との対戦となる。