エンゼルス大谷翔平投手(26)が今季代打で初安打をマークし、チームの5連勝&5割復帰に貢献した。

2点を追う8回無死一塁で代打起用。フルカウントから右腕カステラノスの外角低めカーブを捉え、右前打でチャンスメークした。投打で出場した前日に自打球が右膝に直撃したが、影響を感じさせない打撃で好調をキープ。存在感を示した。

打球速度は108・8マイル(約175キロ)。この日、両軍の打者が放った打球の中で最も速い、強烈な球足で右中間へ運んだ。今季はここまで代打で4打席に立ち、死球、犠飛、四球、安打で1打数1安打。メジャー通算では34打数12安打の打率3割5分3厘で、勝負強さを発揮している。

大谷のチャンスメークからチームは8回に1点差に迫り、9回に3点を奪って鮮やかな逆転勝ち。最大5点差から徐々に得点を重ね、最終回でひっくり返した。マドン監督は「活気があるし、序盤で失点しても戦い続けた。選手がプロフェッショナルな働きをしてくれている」と満足そうに振り返った。5連勝で5月2日以来の勝率5割。大谷もチームも勢いに乗っている。