エンゼルス大谷翔平投手(26)が、2年ぶり4度目となる1試合2本塁打で今季21本塁打とし、メジャー本塁打ランキングトップにあと1本に迫った。

「2番DH」で出場した大谷は、まず3-0の5回1死一塁で5球目のシンカーを捉え弾丸ライナーで右翼スタンドへ。2本目は10-2の8回2死走者なしで、2球目のチェンジアップを左中間フェンス越えに運んだ。

ヒーローインタビューに呼ばれた大谷は、広角に打ち分けた2本塁打について「常にセンターに狙って、後はコースによって左右に飛んでくれたら良いかなと」とコメント。試合前に表明していたホームランダービー参加には「力自慢の人たちがいっぱい集まるので、そこでどれだけ自分が出来るのかすごく興味があります」と意気込みを口にし、本格的な二刀流でプレーしている今季を「本来こうやって出なきゃいけないのにできなかったのが何年か続いたので、今年はいいペースで出られることができている」と振り返った。

1試合2本塁打は19年6月30日のアスレチックス戦以来。18年にも2度記録している。エンゼルスの選手で球宴前に「20本塁打・10盗塁」を達成したのはマイク・トラウト(14、18年)、トロイ・グロース(00年)、ドン・ベイラー(78、79年)に続き史上4人目。メジャー本塁打ランキングではブルージェイズのゲレロとパドレスのタティスの22本に次ぐ単独3位となった。

▽タイガース・ヒンチ監督(大谷について)「1本目は引っ張って、次は反対方向。ダイナミックな打者だよ。絶対に見逃してはいけない選手。観客の熱狂も感じる」

▽エンゼルス・アップトン外野手(大谷の2本塁打に)「言いにくいが、驚きはない。彼のスイングや毎日の準備を見ているとね」

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