ナックルボールを武器とするオリオールズのミッキー・ジャニス投手が23日のアストロズ戦で念願のメジャーデビューを果たし、仲間から歓迎の声が上がった。オリオールズでは史上3番目の年長ルーキーとなった。MLB公式サイトが伝えている。

33歳のジャニスは2010年のドラフト44巡目でレイズから指名を受け、その後同球団とメッツの傘下に所属。独立リーグや国外でのプレーを経て20年にオリオールズ入りした。

この日は0-6と劣勢だった5回から2番手としてマウンドに立ち、3回1/3を投げて8安打7失点、4四球、1三振という内容。7回に3ランを打たれるなど計3本塁打を許したが、先発のトーマス・エシェルマン投手は「彼(ジャニス)が登板のチャンスを手にできてよかった」と歓迎のコメント。同投手の特徴は粘り強さだと語った。

また、オースティン・ウィンズ捕手は「彼はプロだよ。マウンドに上がり、義務を果たした。彼のような投手にみんなが求めることをやってみせたんだ」とジャニスを擁護。「彼がデビューできてうれしいし、次回はもっとうまくいくよう願っている」と話した。ブランドン・ハイド監督も「彼のおかげでほかの投手を使わずに済んだ。明日以降の試合への影響を考えると、彼が8回まで投げることができて助かった」と語っていた。