メジャー3年目で球宴に初選出されたマリナーズ菊池雄星投手(30)が4日(日本時間5日)、率直な気持ちを明かした。

クラブハウス内でのミーティング中に、マ軍サービス監督から伝えられ、チームメート全員とハグを交わし、感激に浸った。「本当にうれしい気持ちと、それ以上に感謝の気持ちというか、3年間、チームメート、監督、コーチ、ファンの皆さんを含めて支えてくれた方に感謝を伝えたいです」。

19年のメジャー移籍後の2年間は、好不調の波が激しく、思うような結果が残せなかった。だが、同監督は、常に「球宴に出られる選手」と激励。勝負をかけて挑んだ今季は、開幕から先発ローテの中心として15試合に先発し、6勝3敗、防御率3・18と抜群の安定感を維持し、チーム唯一の球宴出場が決まった。

NPB時代の13年、17年ととは、また重みが違う岩手・花巻東高の後輩、大谷との球宴競演。「米国でプレーするというのは、覚悟を持って気持ちを強く持って挑戦していますし、レベルが世界一高いリーグ。その中で(球宴の)メンバーになれたということはすごくうれしい気持ち。先輩方が作ってくださった伝統というか、そういうものがあって、今、ここにいられるのかなと思います」。大谷との同窓タッグは、日本だけでなく、米国でも注目を集めるに違いない。