エンゼルス大谷翔平投手(27)が、DH解除のリアル二刀流として「2番投手」で出場し、6回3安打無失点の力投を見せた。勝敗はつかなかった。直球の最速は99・3マイル(約160キロ)をマーク。7回から今季6度目の外野守備で右翼に回り、打者では4打数1安打だった。チームは救援陣が崩れ、2連敗を喫した。試合後の大谷の主な一問一答は以下の通り。

-今日の投球では何が一番良かった

ストライクの割合も悪くなかったですし、ランナー置いてからの投球自体が良かったかなとは思うので。そこら辺かなと思います。

-今季、カットボールを加えたことで、どうピッチングが変わったか

うまく球数調整ができてるかなとは思うので、有効に使えていると思います。

-マドン監督が投球の引き出しが増えたと話していた。手応えは

直球とスプリットはもちろん自信のある球なので、その2つでいくっていうのも作戦ですし、自信のないというか、優先順位の低い球でも、混ぜることによって他が生きてきたりするので。そういう使い分けはもちろん、試合によって、相手によっても変える必要はあるかなとは思います。

-球速を抑えて投げている場面が多い。一番気をつけていることは

意図的に抑える場面もありますし、雰囲気というかバッターの反応であったりとか、カウントであったりとか、そういうところで自然にそうなる時もあるので、意図的にするよりは自然になった方がいいのかな、とは思うので。どうするかも大事ですけど、基本的には健康な状態でしっかりとマウンドに上がれていれば、そういう場面、上げたいと思った時に必然的に上げられる状態にあるかなとは思うので、一番はいい状態でマウンドに上がることかなと思います。

-球宴で投打で出場して、後半戦での疲れは

体の重さみたいなのは特にはなかったですかね。オールスター終わって2日間、十分に休めましたし、たくさん寝てスッキリして、後半戦に臨めてるかなと思います。

-球宴で試合の入り方、準備の仕方が勉強になったと言っていた。今日も初回の入りが良かったように見えたが、経験が生きた

そんなに直近で生きるものばかりではないですし、いい選手のいい習慣を見て勉強して、長期的に見ても、そういうところを生かしていければいいかなと思っているので。初回の入りについてはどのピッチャーも難しいとは思うので、毎回毎回いいとは限らないですし、悪い中でもしっかり対応していけたらいいなと思います。

-試合前にセンターの後方の練習場で打撃練習をしていた。何か気になる部分があった

毎日、バッティングというか、DHで出る時にケージで調整しているので、同じようにやってます。

-7回の右翼の守備。どういうことを確認した

守備位置の確認は毎回するので、確認はそういうところですね。まだ1球もフライとったり、アウトの処理はしていないので、イージーなフライでもいいので、1個アウトとることによって、多少なりとも落ち着くのかなと思います。