「2番DH」で出場しているエンゼルス大谷翔平投手(27)が、特大の36号本塁打を放った。10点ビハインドの5回2死三塁、左腕ゴンバーのスライダーを捉え、右中間スタンドへ運んだ。

空振り三振を喫した第2打席からスライダーで攻められ、本塁打を放った第3打席は全球スライダー勝負。1ボール2ストライクからの6球目、真ん中に甘く入ってきた失投を逃さなかった。打球速度110・4マイル(約178キロ)、角度26度、飛距離は463フィート(約141メートル)だった。本塁打王を争う2位ウラジーミル・ゲレロ内野手(22=ブルージェイズ)とは4本差に引き離した。

前日26日は投打で同時出場のリアル二刀流として「2番投手」で出場し、メジャー自己最多となる5勝目を挙げた。打者では1回に先制適時打と二盗を決め、投打で躍動。3試合連続安打と2試合連続の打点をマークした。後半戦はスロースタートとなったが、23日に休養日を与えられて欠場して以降、打撃の状態が上向いていた。

本塁打数ではメジャートップを快走中で、26日の試合終了時点で打撃成績は打率2割7分7厘、35本塁打、76打点、14盗塁。投手では5勝1敗、防御率3・04と投打で安定した成績を残している。