エンゼルス大谷翔平投手(27)が「2番DH」で出場し、4打数無安打2三振と、2試合連続音なしに終わった。第1打席は、フルカウントから遊撃ライナー。第2打席は、カウント2-2から空振り三振。第3打席は、カウント2-1から二ゴロ。第4打席は、カウント2-2から見逃し三振に倒れた。

週明けのこの日、メジャーの月間各賞が発表され、大谷は12年のチェイス・ヘッドリー内野手(パドレス)以来、2カ月連続でア・リーグの月間最優秀選手(MVP)に選ばれた。月間打率2割8分2厘、9本塁打、19打点の活躍が認められたが、8月の2試合は8打数無安打と、まずはスロースタートとなった。

その一方で、この日の試合前には、右手親指痛の影響で回避していた本格的な投球練習を再開。ブルペンで22球を投げ込んだ。試合後、マドン監督は7月26日以来、中8日の間隔で4日(同5日午前9時5分開始予定)の同戦で先発することを明かした。同監督は、受賞した過去2カ月の活躍について、「昨年はタフな期間もあったが、今年はすべてのことがつながっている」と、投打両面での相乗効果を一因に挙げた。

心身ともに万全の状態では、メジャー初となる本格的な「二刀流」のシーズン。疲労が蓄積してくる残り2カ月が、本当の正念場となりそうだ。