エンゼルス大谷翔平投手(27)が、メジャーで初のホームスチールに成功した。

「2番DH」で出場した大谷は3-2の5回2死二、三塁から敬遠で出塁後、3番ゴスリンの2点適時打で三進。2死一、三塁となり、4番ウォルシュの打席で一塁走者のゴスリンがスタート。捕手サンチェスが二塁ベースカバーに入った遊撃手ウルシェラに送球した瞬間、大谷がホームへスタートを切った。ウルシェラから返球されたボールはやや一塁側へそれ、大谷は左手でベースにタッチし追加点を挙げた。

ヤンキースのブーン監督は、試合後にその場面について問われ「ディレイ気味だったから(サンチェスが)二塁へ投げた判断は間違っていなかったと思う。ただ、送球が少し短くなってしまった。ジオ(ウルシェラ)が前に出てきたが、サンチェスの球が浅かったからジオのボールも短くなってしまったのだろう。ともに良い送球をしていれば、アウトにしていたかもしれない」と振り返った。

ヤンキースは13連勝後、これで4連敗。「5度のダブルプレーが痛かった。(エンゼルスの)フレッチャーは二塁で本当にいい仕事をしている。10本もヒットが出たし試合を通して良いバッティングをしていたが、あと1本が出なかった」と話した。