不敗神話がついに途切れた。エンゼルス大谷翔平投手(27)が、今季2敗目を喫した。打者では第1打席で44号本塁打を放ったが、投手では乱調。3回1/3を9安打6失点で5月28日以来の黒星を喫した。

DH解除のリアル二刀流での登板の連勝は、日米通じて「16」でストップ。ベーブ・ルース以来、103年ぶりの「シーズン2ケタ勝利&2ケタ本塁打」は持ち越しとなった。試合後の大谷の主な一問一答は以下の通り。

-今日はあまり空振りが取れなかった

全体的にスライダーとかカット狙いの方が多かったと思うので、それを修正する前にというか、試す前にランナーがたまって、という感じになってしまったかなと思います。

-相手がスライダーを狙ってくることに対してどんな修正が必要だったのか

そのままスライダーを投げてもいいんですけど、キレ自体も、スピード自体もそんなに出てなかったので、やっぱり、調子悪いなあっていう感じがしましたけど、その中でもなんとか(試合を)作っていくための配球だったりとか、工夫は必要かなと思います。

-前回の投球数が自己最多だったことは影響したのか

多少張りとか、残ってるものはあると思いますけど、シーズンもあと少しなので、最後まで健康で投げきりたいなと思ってます。

-4回の交代。驚いたのか

内容自体そんなに良くはなかったですし、打ち取ってる当たりが抜けたりとか、ちょっとついてないな、というのもあったので、そこら辺が替え時なのかなと個人的にも思います。

-第1打席で44号。ホームラン王がとれたら、それはどんな意味を持つのか

もちろん、とりたいなっていう気持ちもありますし、とりたいなっていうだけで、とれるものでもないですし、いい打席を毎日毎日、続けられたらなと思うので、基本に忠実に、毎日、1打席1打席、大事にしたいなと思います。

-今までイグレシアス内野手がいつもホームランを打ったら出迎えてくれていた。移籍してしまい、寂しい気持ちは

いっぱいコミュニケーションをとって、いい関係だったと思いますし、彼だけじゃなくて、今年、ケガとか離脱者も多いですし、なかなか思うように全員が、っていうシーズンではないですけど、あと少し、頑張りたいなと思います。

-ホームラン王争い。ロイヤルズ・ペレスやブルージェイズ・ゲレロが追い上げている。ファンは楽しみにしているが、自身はどう感じているか。

2人ともオールスターで一緒にやってみましたけど、素晴らしいバッターなのでいい刺激をもらってますし、そこに負けないように毎日毎日頑張りたいなとは個人的には思ってます。

-2選手が打った、打たないはチェックしているか。

個人的には意識しながらやりたいと思ってるので、その中で1打席1打席、冷静に打てれば、必ずいい結果が残るかなと思ってます。

-前回の登板後、モチベーションを上げるのは難しいと言っていた。登板が可能な残り3戦も同じような戦いになる。最も意識することは

チームとしてはもう来年を見据えた起用という中で戦っていると思うので、個人的には目の前の1勝も大事ですし、その中でもいろいろと試しながら、来年にどれくらいつながるかが一番大事かなと思うので、無駄な試合もないですし、いろいろと試しながら消化したいなと思っています。

-シーズンでゴールが見えてきた。どういうリカバリーやケアを心掛けている

やること自体は、そんなに変わらないですかね。シーズン序盤からやっていることを継続して1年間、どんなときもやっていきたいなと思っているので。その中でどういう成績が残るのか、っていうのを楽しみにして、出た数字を来年また超えられるように、いろいろ工夫しながらやっていきたいと思います。

-練習量を落としたり、そういうことは

目に見えて、疲労を感じるということは特にはないので、蓄積しているものっていうのは体の重さだったり、多少はあると思いますけど、やることは変わらないので。それを一貫して最後までやり続けられればいいかなと思います。