カブスのパトリック・ウィズダム左翼手(30)が8回に27号を放ち、球団の新人本塁打記録を樹立した。

14日の試合で26号2ランをマークし、クリス・ブライアント内野手(現ジャイアンツ)に並ぶ球団新人本塁打記録に並んでいたウィズダム。チームが3-2と逆転して迎えた8回無死一、二塁の場面で27号3ランと、相手を突き放す一発を放った。

前日は初打席で四球を選んだ後は4打席連続で三振となり、この日も3打席連続で三振と調子が出なかったウィズダムは「昨日のようなパフォーマンスだと、精神的に苦しいが、それでもラインアップに再び自分の名前があり、4番を任されているのを見ると『まだ信じてもらえているんだ。僕も自分を信じなくては』という気持ちになる」と語った。

ウィズダムは2012年にドラフト全体52位でカージナルスに入団。18年にデビューし、19年はレンジャーズ、20年からはカブスでプレーしているが、32試合、9試合、2試合と出場試合数が少なく、4年目の今季もルーキー扱いとなっている。(AP)