エンゼルス大谷翔平投手(27)について、米大手スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレーテッド」のトム・バードゥッチ記者が27日(日本時間28日)、スポーツ界に多大な影響を与えている二刀流の活躍ぶりを語った。

同誌は10月号の表紙で投手大谷と野手大谷の2種類を採用。メジャー取材歴14年の同記者は「フットボール(NFL)シーズンの最中で、野球が表紙になることは簡単ではない。大谷がやってきたことは、ものすごいこと」と話し、米国で最も人気のスポーツ、NFLを超える話題性だと強調した。

今季の大谷はここまで打者で打率2割5分8厘、リーグ3位の45本塁打、98打点の成績を残し、投手で9勝2敗、防御率3・18と投打で驚異的なパフォーマンスを見せている。同記者は「信じられないことをやっている。2種類の表紙でたたえようじゃないか、と。過去にこういうことがあったか分からないが、記憶にはない」と明かした。

野球少年を中心に子どもたち憧れの存在でもある大谷。同記者は「野球界の顔であり、キッズたちのお手本にもなり、そして見ていて楽しい」と語った。