エンゼルス大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で選出される今季のア・リーグMVPに輝いた。日本選手としては、2001年に史上2人目の新人受賞となったイチロー外野手(マリナーズ)以来、2人目の快挙となった。

選考方法は1都市2人ずつ、ア、ナ両リーグとも記者30人による10人連記制で決まる。投票者は年ごとに変わり、BBWAAから指名される。日本プロ野球はセパとも、300人前後の記者投票で決まることを考えると、1票の価値は重い。

投票は公式戦162試合終了直後に締め切られ、プレーオフやワールドシリーズの成績は加味されない。得点は1位14点、2位9点、3位8点、4位7点、以下10位1点まで。全員が同じ選手に1位票を投じる「満票選出」は過去18人、大谷で19人目となった。

さらに、各記者の投票内訳も明らかにされる。最近は恣意(しい)的や最終結果に影響するような票があると、投票者がSNS等で釈明に追われることも珍しくない。