楽天田中将大投手(33)が来季残留を決めたことを受け、古巣ヤンキースの地元メディアは3日(日本時間4日)、田中将のメジャー復帰の可能性がなくなったことを速報で伝えた。

地元紙ニューヨーク・デーリーニューズ電子版は「田中がもう1年日本に残る」との見出しで報道。「田中とヤンキースが2022年にブロンクスで再会することはなくなった」と伝えた。MLBのロックアウトが決まった直後に残留が決まったのは「偶然ではない」と、ロックアウトがこの決断に影響を及ぼした可能性を指摘。楽天で4勝9敗、防御率3・01だった今季は「良いカムバックシーズンだった」と評価し「安定したシーズンをもう1年送ることができれば、来年の冬には容易にMLBでプレーする機会を見つけられるだろう」とした。

また、移籍サイト大手の「MLBTR」も、ロックアウトが日本残留の決め手になった可能性を指摘した。今オフはヤンキースの積極的な補強が少ないこともあるが「最もシンプルな理由は、現在凍結しているメジャーのFA市場を避けたのかもしれない」と分析。そして「今季のような成績を再び残せば、日米からいくつものオファーが舞い込むだろう」と、こちらも田中将の23年シーズンのメジャー復帰の可能性に触れた。