女性への暴行騒動などでこの2年間メジャーでプレーしていないヤシエル・プイグ外野手(31)が、韓国プロ野球の球団に移籍する可能性が浮上した。

中南米メディアのフランシー・ロメロ記者が8日、伝えたもので、韓国の4球団が興味を示し、そのうちの1球団とは交渉が進んでいるという。

キューバから亡命したプイグは2013年にドジャースでデビュー。2014年には球宴に初選出、2017年には自己最多の28本塁打をマークし、強打の外野手として活躍した。しかしスピード違反で2度逮捕されるなど素行が問題視され、2018年に女性に対して性的暴行をしたとして告発される事態にもなった。暴行疑惑後はMLBで所属先が見つからず、今季はメキシカンリーグでプレー。今年10月に告発した女性と和解したと伝えられ、来季のMLB復帰を目指していた。

ロメロ記者のインタビューでプイグは「MLBのチームは私と会うことも望まず、チャンスをくれようともしない」と心情を告白。MLB復帰を望む気持ちもまだ持ち続けているが、ロックアウトも重なり、厳しい状況だという。