MLB傘下のマイナーリーグ球団で初めて女性監督が誕生する。レイチェル・バルコベック氏(34)が、ヤンキースの下位1A「タンパ・ターポンズ」で指揮を執る。「ジ・アスレチック」のリンジー・アドラー記者がツイッターで伝えた。

バルコベック氏は、11~15年にカージナルスのファームでストレングス&コンディショニングコーディネーターを務め、16~18年には、アストロズで同様の職責と南米の有望株強化担当を務めた。トレーニング施設のドライブラインやオランダ代表チームでも働いた経験を持ち、最近2年間はヤンキースのマイナーで巡回打撃コーチを務めていた。19年のヤンキースの専任コーチ就任も、メジャー傘下では初だった。

◆レイチェル・バルコベック(Rachel Balkovec)1987年7月5日生まれ。米国ネブラスカ州出身。スカットカトリック高校ではソフトボールとサッカー、バスケットボールをプレー。クリーグトン大とニューメキシコ大ではソフトボールの捕手を務めた。運動生理学の学位、ルイジアナ州立大でスポーツマネジメントの修士号を取得。18年にオランダのフライエ大で人間運動学の修士号。19年にヤンキースでMLB傘下で女性初の専任打撃コーチ就任。