MLBは今季、マイナーリーグの選手に新型コロナウイルスのワクチン接種を求めないことに決めたと、27日付のESPN電子版が伝えた。すでに各球団に通達を出したという。ただし選手と直接接する監督やコーチらフィールドスタッフには接種を義務化する。

MLBは当初、マイナーの選手のワクチン接種義務化を検討していたが、現在主流となっているオミクロン株は症状が軽いとのデータが出ているため、健康な若い年齢層の選手がほとんどであるマイナーではリスクが低いと判断したとみられる。

マイナー選手は昨季、88%がワクチン接種を完了。今季はブースター接種や新規接種は求めないが、未接種の選手には検査の頻度を増やし、マスク着用と制限区域への入場を禁止するなど規制を行うという。

MLBは現在ロックアウト中で、2月中旬から始まるキャンプ開始に遅れが出る可能性が出ているが、マイナーリーグは2月下旬から予定通りキャンプを始める予定だという。