86年に近鉄でもプレーした元カージナルスのデービッド・グリーン氏が亡くなったと2日、カージナルスが発表した。61歳だった。死因は明かされていないが、地元メディアによれば新型コロナウイルスの合併症による心臓発作だという。

ニカラグア出身のグリーン氏は81年にカージナルスでデビュー。同国出身の選手はMLB史上4人目、ナ・リーグでは初だった。俊足の外野手として活躍し、82年にワールドシリーズ制覇に貢献。83年には自己最多146試合に出場し打率2割8分4厘、34盗塁を記録した。

その後はジャイアンツを経て86年に近鉄入団。67試合で打率2割7分、10本塁打、39打点をマークした。1年限りで退団し、87年にカージナルスに復帰。その年を最後にメジャー出場はなく、ブレーブス傘下やレンジャーズ傘下などでプレーした。メジャー6年で通算打率2割6分8厘、31本塁打、180打点、68盗塁。