2020年9月のトミー・ジョン手術から2年ぶりの復帰を目指すアストロズのエース右腕ジャスティン・バーランダー(39)が18日、オープン戦初登板でいきなり95マイル(約153キロ)をマークした。

カージナルス戦に先発し、2回を無安打無失点、2三振1四球とほぼ完璧な内容で、速球はコンスタントに95マイルを計測したという。

コロナ禍でシーズンが短縮された20年にケガに苦しみ、開幕間もない7月下旬にわずか1試合に登板したのみで長期離脱。9月30日に肘を手術し、昨季1年を棒に振った。しかし通算226勝でサイ・ヤング賞に2度輝いた大投手は、不惑目前の復帰でもまったく衰えを感じさせなかった。試合後は「マウンドに戻れて気持ち良かった。体調も肘もいい感じ。それが一番大事なチェックポイントだ」と話した。

順調なら4月7日(日本時間8日)からのエンゼルスとの開幕4連戦で登板が見込まれる。大谷翔平投手(27)にとっても、やはり手ごわい相手となりそうだ。