エンゼルス大谷翔平投手(27)が「1番DH」で出場し、1回の第1打席に22年シーズン1号となる先頭打者本塁打を放った。初球の高め95・9マイル(約154キロ)の直球を捉え、右中間スタンドへ。打球速度は108マイル(約174キロ)で、飛距離406フィート(約124メートル)、打球角度は41度だった。

待望の今季1号を放った大谷が、チームの新たな儀式で祝福された。ベンチへ戻ると、白いカウボーイ・ハットをかぶせられ、同僚と笑顔でハイタッチを交わした。前日14日のレンジャーズ戦で特大弾を放ったトラウトもカウボーイ風に祝福された。きっかけは12日のマーリンズ戦。本塁打を放ったレンドンが、同様の帽子をかぶったことから始まった。チームの盛り上げ役としてベンチ入りする「クオリティー・コントロール・コーチ」のティム・バス氏が、ベンチに白のカウボーイハットを持ち込んだことから、選手が使い始めたようだ。

この日は、黒人選手で初のメジャーデビューを果たした功績をたたえる「ジャッキー・ロビンソンデー」で、大谷も背番号17ではなく42番を着用。記念すべき日に待望の1発を放った。

▼大谷の先頭打者アーチは、昨年10月3日のマリナーズ戦以来、メジャー通算5本目。過去4本はすべて2球目以降。1回表は4本目だが、初球の「プレーボール本塁打」はMLB通算94本目で初となる。