エンゼルス大谷翔平投手(27)がレッドソックス戦に「3番投手」で出場。初のフェンウェイパークのマウンドで7回6安打無失点、無四球11奪三振と好投し今季3勝目(2敗)を挙げた。打席では4打数2安打1打点で6試合ぶりのマルチ安打をマーク。今季打率.240、OPS.695とした。米メディアではこの試合にまつわるさまざまなデータを紹介している。

 

◆ストライク率81.8% 大谷は99球中81球がストライクだった。STATSによると、ストライク率81.8%はフェンウェイパークで登板したビジターチームの投手では史上最高(投球の記録を開始した1988年以降、50球以上に限る)。レッドソックスの投手を含めても昨年のネイサン・イオバルディの82.0%に次ぐ2位。

 

◆3人目 100球未満でストライクを80球以上記録したのは3人目(1988年以降)。他はマックス・シャーザー(2018年6月5日レイズ戦、99球中81球)とバートロ・コローン(2005年5月29日ロイヤルズ戦、99球中80球)。

 

◆自己最多空振り ESPNによると、大谷が奪った空振りは29スイングで自己最多。今季メジャー全体でもトップだという。ここ15年間のエンゼルスの投手では、昨年サンドバルが6月6日のマリナーズ戦で記録した32スイングに次いで2位。

 

◆ベーブ・ルース以来 MLB公式サイトによれば、フェンウェイパークで投手が打順の1~4番に入って先発出場したのは1919年9月20日のベーブ・ルース以来(ホワイトソックスとのダブルヘッダー第1試合)。ルースは4番投手で出場し、投手では6回途中9安打3失点(自責2)、打席ではソロを放って3打数1安打1打点だった。

 

◆クレメンス以来 フェンウェイパークで先発投手が安打を放ったのは1996年ロジャー・クレメンス以来。73年にDHが採用されて以降、フェンウェイパークの先発投手による安打は大谷とクレメンスのみ。

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